株式会社フロリスト花正

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2020年1月の言葉2020.01.07

2020年1月4日 仕事始め

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

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「新聞は実に面白い!!」

私は、中学生の時、新聞の読み方を教わった。
生徒が、自分の家で購読している新聞を持ち寄って、新聞の一面(トップページ)に
横や縦に見出しが “ドーン”大きく枠組みされている物ほど重要度が高い。
順次、重要度に応じて枠は小さくなっていく。
先生、先輩方、父母や兄からトップページの見出しだけでもいいので、読むように教えて頂いた記憶があります。しかし、興味を持って新聞を読み始めたという記憶はありません。
新聞のトップページの左下に、小さい枠に囲まれた記事があります。
いつも楽しみに読むことが多いのですが、「起承転結」のいい勉強になります。
この短い文章の中に、時事問題、スポーツ、文化面などなど、いろいろな分野の事が書かれており、ここを読む読者は、数多くおられるものと推察いたします。
例えば今年1月3日に掲載されたものを紹介します。

公園、民家、学校、かつては冬の今時分、落ち葉焚きをする光景がどこにでもあった。小欄は中学生の頃、ふしぎでちょっと怖い体験をしたことがある。
◇中学の校庭で拾い集めた落ち葉を焼いていたところ、たまたま一人になった。すると、まっすぐに上がっていた煙が生き物のように向かってきた。慌てて違う場所に逃げる。するとまた煙が方向を変えて・・・◇当時はオカルト雑誌に投稿しようと考えたほどだったが、以前、天気エッセイストの倉嶋厚さんの解説に触れた時、しなくてよかったと思った。科学ではとうに解決済みの事だという◇焚き火には周りから勢いよく空気が流れ込むが、人が立つとそこだけは空気の流れが弱まるため、煙は自然と空気抵抗の少ない人の側に向かうそうである。思えば、バーベキューや線香の煙しかり。正月三が日は神社やお寺の境内の香炉がにぎわう。煙を浴びると、願いがかなうといった言い伝えがある◇家族の安全な健康、試験の合格に祈りをささげているとき、もし煙が方向を変え、身に寄せてくれば、神秘的な気持ちになれるかもしれない。ひととき科学を忘れる。

また、別紙にはこんなことが・・・・
先日、本紙に千葉県市川市が「カラス被害防止条例」を施行した、との記事が載った。集合住宅などでゴミ出しのルールを徹底し、カラスが餌を食い散らかさないよう住民に求める。東京都内では近年、捕獲や巣の撤去などにより、生息数は大幅に減少しているという。

  • 厄介者のカラスだが、「シートン動物記」に愛すべき生態を活写した一篇がある。貝殻など白く光る物を集める習性があるというのだ。シートンはある日、カラスが集めた光る物のコレクション隠し場所を探し当てる。が、「少年が切手を集めるのと同じで、理由は説明できない」と収集行動の意味には言及していない。
  • 東京の多摩地区に勤める女性が、カラスから定期的に、光る物をプレゼントされている。そんな話を聞き、取材させて頂いた。昨年の初夏。会社の敷地に巣から落ちたヒナがいた。木陰に戻してあげた。すると後日、小柄なカラスが鍵のデザインのアクセサリーをくわえ、女性の前に落とした。あの時の個体だろうか。
  • ビーズの飾りにボールペン、スプーン、羽が金属のように美しく輝くタマムシ・・・。今年最初の贈り物は、蛍光色の釣りのウキだった。大切に保管している品々を見せてもらった。「人の顔が識別できるのでしょうか?本当に賢い」と女性は語る。シートン先生ご存命なら、「カラスの恩返し」なる一章を加えるだろうか。 
  • またスポーツ欄には「嫌われることを嫌わず」の見出しで、大野豊―達川光男の、かつての広島の黄金バッテリー。最初から息がぴったり、というわけではなかったらしい。性格的に合いそうになかった二人はチームを強くしたい、という思いをともにし「自分の考えと相手の考えについて、いいか悪いかでなく、常に話し合って、お互いを理解すること」で信頼関係が出来たという。
  • 「意地の悪い人というのが、捕手のノムさんに対する率直な印象だ」江夏豊。阪神から南海に移籍した江夏さんに対し、ノムさんは、パ・リーグの打者の傾向を知っていながら、教えなかった。自分で考え、工夫しろ、というわけだったかどうか、投手にとって親切とは言えなかった。 それでも江夏は、野村さんに心酔するようになる。抑えという第二の投手人生に導いてくれたからだった。「先発でなければ投手にあらず」の時代に、救援と言われ、最初は納得がいかなかったそうだが、それが当たり、最強のタッグとなった。嫌がられるのを承知で、救援を提案した野村さんは強い人だ。誰でも「人に嫌われたくない」と思うし「いい人」でいたい。そこを越えて、耳に痛い事をいえる強さ・・・。いい人ばかりの集団は心地よい。しかし、それで強くなれるかどうか。そこが難しい。
  • ソフトバンクのコラス アメリカに亡命。社会主義国キューバでは、かつて国外でのプレーが禁じられ、ヤンキースの抑え投手チャプマンら多くの選手が亡命を経てプレーしている。
  • 作家 「ねじめ 正一」氏の落合野球について
    対談中、山川がバッティング技術の質問をいろいろしても、落合は、先輩の中村選手から学べばいいという事に終始していたのに、番組最後になって、「西武球場の近くに家を買ったんだって?」と、落合が山川に聞いた。「はい」と答える山川を落合が誉めた。家から球場に近ければ近いほど練習がより長くできる。野球の為に1分1秒でも無駄にしない。この精神がある限り、野球で大成できる、これを捨てたら(きみは)終わりだと、落合は言い切った。落合にとって、家庭を背負うことは野球を背負うことなのだ。
  • あすへの話題 「キノコと動物たち」動物学者 今泉 忠明
    秋、富士山頂は冠雪するが、山麓に広がる森はキノコの季節だ。夏から秋に得た映像データに日本リスがキノコを食べる姿が記録されていた。動物たちはキノコでよく中毒しないものだと思うが、本能的に有毒キノコを食べないのでなく、経験的に有毒・無毒を見極めている。
    よくネズミには知恵があるから毒ダンゴなどで駆除しようとしても簡単にはいかないといわれる。だがこれは知恵ではなく、初めて見るものを警戒する行動に過ぎない。ネズミは1週間くらいで警戒心が緩み毒ダンゴを食べるのだが、ガブッとはいかずにほんの─齧(かじ)りするだけである。ここがポイントで、毒でひどい目に遭っても死ぬことは稀なのである。二度とこれを食べない。無毒のダンゴを置いても同じだから、警戒行動が知恵に見えるだけなのである。多くの野生動物にも警戒心がある。経験的に知っているキノコは食べるが、苦い経験のあるキノコは避けるし、初めて見るキノコは食べない。食べてもちょこっと齧る程度である。そんな目で山のキノコを見て歩くと、昆虫などが齧った痕があるキノコがたくさんある。そんなキノコを見ながら、まだ警戒中なのかと考えると楽しい。
  • カルロス・ゴーン被告が国外に逃亡した事件で“元米特殊部隊 
    「グリーンベレー」が同行か?

他にも阿辻哲次氏の「遊 遊 漢字学」・中西進氏の「令和の心 万葉の旅」も毎回勉強になり面白くつい切り抜いてしまう。今回紹介したかったのですが、きりがないのでこの辺で終わります。

今回このように、いろいろ紹介させて頂いたのは、若い人に興味を持っていただけるような記事を紹介し、そのような部分だけでも読む気を引き出せればと考えたからです。
一部分だけでも読むようになると、辞書を引くときと同じで横の文字に目が、自然と行くようになればしめた物。
外国へ行けば、まず会話の端緒として政治の事を聞かれることが多い。また、諸外国の若い人でも、必ず自国に対しての考えを持っているのに驚かされる。
そのためにも、種々の方法をこころみ、日本の若い人にも「はっきり自分の考え、意見を持ってもらう、手助けになればと考えた次第です。

2020年15日  西井 忠義

2020.01.07 Tue
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