株式会社フロリスト花正

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2020年5月の言葉2020.04.28
この2,3日、店の前の街路樹が若草色の芽を吹き始めました。どこからか鳥の鳴き声がするので、捜してみると、この欅の街路樹より高い電信柱の上でムクドリがしきりと、キュル、キュルと鳴いています。
昨日は、3mほど飛んだと思ったら、またもとの位置に戻ってさえずっている。
この様なことを5,6回繰り返していると何処からかもう一羽飛んできて、愛の仕草をしあった後、交尾をして、茜色に染まる空に向けて飛んでいきました。
   

高槻市にある、五領中学校の校門近くにある桜の木が数本老木のように精気がなく、葉だけしかここ数年つけないというお話を学校長よりお伺いし、ロータリークラブの皆さんのご奉仕で資金面のご協力と会員の皆さんの汗のご奉仕で3,4年生の桜の苗木を植えていただきました。その若木が今年の春に見事に花を咲かせました。

特筆すべきは、老木のようになっていた桜の木の周りに7か所ほど直径3cm深さ1m位の穴を削岩機であけ活力剤を入れる作業を若木を植えた同じ10月下旬に行いました。
3月下旬に卒業式の花の活けこみに行ったとき、この老木の木々の先端を見ると赤い芽が少しづつ、ついていました。先端を見ると、尖っているものが多く丸みを帯びたものが少なく見えたので、気落ちしてその時は帰りました。

がしかし、4月初旬に行ってみると写真のように見事に、どの木にも花を沢山付けていたのを見たときには、「うれしくて、うれしくて」涙しました。

 

仏様の花は、なぜ仏様のほうに向けて飾らずに、拝む人の方に向けて飾るのか?これは花のようにいつかは、人も「死ぬ」ことを悟ってもらう為のようです。また花瓶の水を毎日替えその度ごとに茎の先端を切って茎を新しくし、そして、10円硬貨や中性洗剤、延命剤などを入れて長持ちさせる。人様も同じこと。規則正しく、食事は野菜、菜根類、お肉、魚と万遍無く摂取し、適度の運動をし、頭に抜けるような腹式呼吸をしていると、周りの人たちにも迷惑をかけず、いつまでも自分自身の足で歩ける健康な日々が過ごせるのでは?

4月初旬より続く「緊急事態宣言」人の混み合うところは当然避けるべきこと。
しかし、家に閉じ籠っていると体力低下や思考能力の衰えの方が気になります。
外出時はマスクの着用は無論、帰宅すれば手洗い、うがいの励行は徹底して行い、その上で、必ず一定距離を保ち、近くを散策し、小鳥のさえずり、庭や土手に咲いている、野草を愛でるいい機会だと思います。
「山笑う」「野笑う」「草笑う」時期です。

2020年4月20日  あすへの話題  JR九州会長 唐池恒二氏
「博多の仙厓さん」
「60歳は人生の花。70歳で迎えに来たら留守だといえ。80歳で迎えに来たら、早すぎるといえ。90歳で迎えに来たら、急ぐなといえ。100歳で迎えに来たら、ぼつぼつ考えようといえ」

2020年4月27日   西井 忠義

2020.04.28 Tue
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