株式会社フロリスト花正

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2022年2月の言葉2022.02.02

今年の冬は、雪が舞い氷が張る日が多く例年になく寒く感じられますが、星空の輝きが一段と素晴らしく、店が終わり上を見上げ西の空から南の空へひと時寒さを忘れて、吸い込まれるような感覚で見とれております。

1月中旬、太極拳の一日体験に行ってきました。
肩こり、高血圧、病後の体力回復、美容にも効果があります、とのうたい文句がチラシに書いてあります。動きやすい服装、タオル、飲料水を用意する事と記載してありましたが、下着も用意する念の入れようです。
10時15分から12時近くまでです。女性の会員が約10名(40代~70代らしき感じ)男性の会員が1人(70代)です。初心者の方は、70代の女性お一人、ほかの方は皆さん10年以上の上級者ばかりです。
最初は大きい鏡の前で皆さんの真ん中に入れていただいて、まず礼に始まり、気功によるストレッチで体をリセット、体内に”気”をめぐらし流れを良くするゆるやかな体の動きを約30分。頭の先から足の裏まで十二分にもみほぐします。
身体の動きはゆるやかですが、手の動き足の動き、身体の方向、息を吸う息を吐く、一つ一つの動作に多分意味があることは何となく解るのですが、皆さんについて身体や手足の動かし方を覚えるのに気を取られて、肝心の呼吸法が全然ついて行かない。

花の仕事を覚えるのに、昔は「見習い」といって、自分の仕事をしながら熟練者の仕事を横から盗み見しながら覚えたものです。
最近は時間の軸が早くなってきているし、花屋さんはきれいという感覚で花屋を志望してくる人がほとんどですのですぐに辞めてしまう人が多くなりました。
入社してくると、早くに希望を持てることと早く戦力になるように仕事の手順を教え、理解しやすいようにこのような意味があるので、こちらから先にし、とか花を実際にもちながら扱い方をよこについて教えます。
この様な方法を取っていても、よそ様の造園屋さんの息子さん、花屋さんの息子さんなどを見習いさせてほしいとよくお預かりすることがあるのですが、入社してくる新規の採用者と見習いの人とは同じように指導するのですが、6か月もすると、大きく差がついてくることの方が多いです。

今回、太極拳を1日体験をして、花の仕事でも同じでどのように工夫すれば、楽しく早くおぼえていただけるようになるのかを考えるいい機会になりました。
続けるうちに、見えてくることがたくさんあると思いますので2月から本格的に取り組んでみます。
若い時に始めるのと80歳近くで始めるのでは、会得方法や会得するものが違っていると思いますのでまたの機会に皆さんにご報告いたします。
2022年1月23日

2022.02.02 Wed
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