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2020年11月の言葉
秋の深まりが感じられます。
朝晩がよく冷え込み、街路樹のケヤキが徐々に紅く色づきはじめ、犬の散歩の折に見かけるドウダンツツジやモミジ、アメリカ花水木の葉がきれいに紅葉しています。
青空の広がる日が多く、夜空の星もたくさん見えるような気がします。
一か月早いですが、今月フロリスト花正の勉強会で使用している資料を載せさせていただきます。
2,3年前にある高槻の幼稚園で、トイレにしめ飾りを付けていただきました。その折下に書いているようなことを話していただきました。園児たちは、そのことによって横に飛ばすこともなく、きれいに用を足すようになりました。とのお話をお伺いしました。お正月の行事は、地方色豊かにいろいろの特色があると思います。
それらのことを少しでも多く、若い人に伝え残したいものですね。
12月(師走)
万葉の時代から「12月」と書いて「しはす」と読ませていたそうです。
その語源には様々な説があって「し」の方は仕事、為すこと・年・四季など、「はす」の方はほとんど「果つる」と解釈している様です。
12月の異称の中に「年満月」というのがあります。歳が終わるのではなく、様々な思いであなたの1年が満ちていくと思ってみてはいかがでしょうか。
どうか1年の締めくくりの月を満ち足りた思いで過ごせますように。
(美人の日本語 山下景子著より)
● お正月の縁起物について
■ 門松・しめ縄について
お正月の飾りつけの用意は、「正月事始」といって12月13日より始める。
・但し 29日は{く。苦}の日という事で避ける。
・ 31日は{一夜飾}になるので避ける。
29日までにするか、30日が良いとされている。
●門松やしめ縄は、7日の七草のとき、あるいは15日でおろします、旧正月まで
出しておくところも あります。
●風習は平安時代、約900年前より
・向かって左に雄松、右に牝松
・新しい年を迎えるにあたり、天の神・地の神々たちをお迎えする拠り所として
家々の門の前に松を植えることが起源です。
山地に自生する赤松、海岸に自生する黒松 が代表的。共に2枚葉です。
・葉が出るときも落ちるときも2枚一緒なので「夫婦調和」の象徴とされてい
る。
・樹脂は松明として闇を照らす。
・厳寒にも葉の色を変えず艱難に耐え固く節操を守るという高雅なたくましさが
ある。
・松と竹で作りますが、地方によっては常緑の楢・椿・榊などを使うこともあ
る。
・1000年以上にもなる大木があることから、「不老長寿」を意味し、常緑である
{神のよりしろ}です。
▼御幣
・神祭用具の1つ
・白または金、銀、五色の紙を幣串に挟んだもの
・神様を招き寄せるもの。
▼裏白しだ
・共に白髪の生えるまで、末永く幸せに生きる事を願って
・しだ科の隠花植物で地下茎が長くのびることから、歳を伸ばすと信じられて
・胞子でたくさん殖える事から、子孫繁栄を願って。
▼橙

・子孫代々続くように。
ま、年を越すことから縁起が良いとされている。
・実り多い事の象徴。
▼ユズリ葉
・代々家系を受け継ぎ譲ること。
・新しい葉が出れば、古い葉は、全部落ちる。
・親子草とも呼ばれる。
▼昆布
・白く削った物を使う。

意味もある。
・よろこんぶ。
・隅々までゆき渡るように
・殺菌、浄化作用がある。
・幸せをかき集め、厄をかき取って、「嘉来」喜びが来る。

「水周りの神様」様々な神様が家を護っています。
だけでなく、貧乏神、疫病神などの不運を寄せ付けない
ことに繋がります。
備が整った清浄な場である事を示すもの。鏡餅は年神様へのお供え物。
どの強力な運が得られます。

護っています。家の中心なので、ここから福を広
げよう。
康、仕事運がアップ
体の運気がアップすることに。
す。
・風をつかさどる神

・黒松は幹が黒く男性的、赤松は葉が柔らかく幹も赤いところが女性的(生物学
上の雌雄性によるものではない)。
・松葉が対をなして向き合い、枯れ落ちても離れることがない。夫婦の和合もか
くありたいものと、松葉のつき方を新年の目出度さにたとえている。
・大木になるまで1000年以上、「不老長寿」常緑であることから「聖なる木」と
して崇められる。
● 竹
に富んで折れない。
とえ。
はふくよかな香りをただよわせる。