BLOGブログ
2024年11月の言葉2024.10.30
このところ、朝晩は16度から20度ぐらいになり、とっても過ごしやすくなりました。 キンモクセイのふくよかな香りが、朝の散歩コース(5コース)のどの道を歩いていても、何処からともなく漂ってきます。
今月、来月はお正月の行事について、毎月勉強会で使ている資料を掲載させて頂きます。
この日本の文化を、末永く継承していくために、今年度から幼稚園に、
下記の説明書を添えて、知り合いの幼稚園に無料で『しめ縄』を、
無料で提供させて頂く予定です。
12月(師走)
万葉の時代から「12月」と書いて「しはす」と読ませていたそうです。
その語源には様々な説があって「し」の方は仕事、為すこと・年・四季など、「はす」の方はほとんど「果つる」と解釈している様です。
12月の異称の中に「年満月」というのがあります。 歳が終わるのではなく、様々な思いであなたの1年が満ちていくと思ってみてはいかがでしょうか。
どうか1年の締めくくりの月を満ち足りた思いで過ごせますように。
(美人の日本語 山下景子著より)
- お正月の縁起物について
- 門松・しめ縄について
お正月の飾りつけの用意は、「正月事始」といって12月13日より始める。
- 但し 29日は{く。苦}の日という事で避ける。
- 31日は{一夜飾}になるので避ける。
29日までにするか、30日が良いとされている。
- 門松やしめ縄は、7日の七草のとき、あるいは15日でおろします、旧正月まで出しておくところもあります。
- 風習は平安時代、約900年前より
- 門松
- 向かって左に雄松、右に牝松
- 新しい年を迎えるにあたり、天の神・地の神々たちをお迎えする拠り所として家々の門の前に松を植えることが起源です。
山地に自生する赤松
海岸に自生する黒松 が代表的。共に2枚葉です。
- 葉が出るときも落ちるときも2枚一緒なので「夫婦調和」の象徴とされている。
- 樹脂は松明として闇を照らす。
- 厳寒にも葉の色を変えず艱難に耐え固く節操を守るという高雅なたくましさがある。
- 松と竹で作りますが、地方によっては常緑の楢・椿・榊などを使うこともある。
- 1000年以上にもなる大木があることから、「不老長寿」を意味し、常緑であることが「聖なる木」として崇められた。
- 常緑樹を使う流儀が古来の慣わしです。
- これはここに神様が降りてくるという目印、歳の神を門でお迎えする{神のよりしろ}です。
- しめ縄
- 結界(けっかい)を表しており、「しめ」は禁忌の意味です。
- 神社の拝殿やご神木などにかけてあるしめ縄も、相撲の土俵も同じ意味です。
- つまり、しめ縄をかけた内側は清浄な状態に保たれる事を示します。
- しめ縄は各部屋の他に玄関、台所、便所、車、自転車の前に取り付けます。
- しめ縄には下記のようないわれのあるものを、一緒につけて飾ります。
- 御幣
- 神祭用具の1つ
- 白または金、銀、五色の紙を幣串に挟んだもの
- 神様を招き寄せるもの。
- 裏白しだ
- 共に白髪の生えるまで、末永く幸せに生きる事を願って
- しだ科の隠花植物で地下茎が長くのびることから、歳を伸ばすと信じられている。
- 胞子でたくさん殖える事から、子孫繁栄を願って。
- 橙
- 子孫代々続くように。
- 秋に実が結実したまま春を迎え、秋の緑色から黄色に変化し、実をつけたまま、年を越すことから縁起が良いとされている。
- 実り多い事の象徴。
- ユズリ葉
- 代々家系を受け継ぎ譲ること。
- 新しい葉が出れば、古い葉は、全部落ちる。
- 親子草とも呼ばれる。
- 昆布
- 白く削った物を使う。
- 白は、高貴な色として、また長寿の意味もある。
- よろこんぶ。
- 炭
- 隅々までゆき渡るように
- 殺菌、浄化作用がある。
- 串柿
- 幸せをかき集め、厄をかき取って、「嘉来」喜びが来る。
- 外は2個 内側は6個串に干柿をさす。
- 外はニコニコ、仲睦まじく。
- 掃除をして神様を招こう
2024年10月30日 西井 忠義