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5月(皐月)

先月に続き、出前講座の話をさせていただきます。

堅い話ばかりでは、生徒が飽きると思いましたので、
・ゴーヤは何故苦いか?
・キュウリは若い時何故棘があるのか?
・アサガオのツルは普通左巻きだが右巻きにするとどうなるのか?
・植物は何故花を咲かせるのか?人に見せるためなのか?花屋で売られるためなのか?
・花には何故香りがあるのか?
・白い花は何故夜に咲くのか?
などなど、植物に関わる身近な疑問を私なりに拾い上げて話をさせていただきました。

花は子孫を残すために種を作る必要があります。
種は花が咲いた後にできます。
花の中には自分一人で種の出来る種類と、交配しないとできない種類があります。
植物は人間のように歩いて移動することができません。
だから交配するには、虫に頼るしかありません。
香りによって寄って来る虫、色によって寄って来る虫、夜しか活動しない虫などなど。
植物自身が生きる為に、それぞれに何百年何千年とかかって、その方法を考え出し、子孫に少しずつ伝え、環境に対応しながら変化しています。
例えば、夜暗い時は、香り・匂いで虫が来ます。白い花は夜でも良く目立ちます。
そして、種ができると同じ所に種を落としても繁殖しません。少しでも離れた所、遠い所へ種を落とし発芽させたいものです。

先にあげた数々の疑問も、すべて、植物が子孫を残すための一例に過ぎません。

キュウリに若い時棘があるのは、キュウリの若い時は中の種が未熟で柔らかく成長していません。
このような時に棘がなく、鳥に食べられて、糞と一緒に種を落としてもらっても、その種は発芽しません。
キュウリが成長して、店頭に商品として並ぶ頃は棘もなく、瑞々しく、美味しいキュウリになっています。
この時は、キュウリの中の種も充実しています。
人様が美味しいときは鳥も好んで食べます。
この時は糞と一緒に種が落ちても発芽する可能性は高いのです。

ゴーヤも同じです。
若い時は苦く、種が充実してくると甘みが出ます。
オレンジ色に変色したゴーヤは苦味が少なく甘くなっています。

次にアサガオのツルの話ですが、左回りのツルを人工的に右回りにしますと翌日にはまた左回りに戻っています。
今度は右回りにして戻らないように柔らかい紐で縛ります。
さあ、どうなるでしょうか?

意外にも、大きい花を咲かせるそうです。
これはアサガオがこれ以上伸びることができないと感じ、確実に子孫が残せるもっとも充実した種を作る為に大きい花を咲かせるのです。
「花を咲かせるそうです・・・」と書きました私自身、
実際に実験したわけではありません。書籍の受け売りです。
皆さん是非実験して、私に教えて頂きたいです。

このように植物でも、何年もかけて環境に適応し、子孫を残す工夫をしています。
私たちも少しでもいろいろな工夫をして、自分なりの色を見つけたいものです。
また、植物でもという言い方は植物に失礼ですね。
植物に見習うこと、自然界から学ぶこと、『多し!!』ですネ。

続きは次月にて。

H24.5.3
西井 忠義

 

 

 



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