株式会社フロリスト花正

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2019年11月の言葉2019.11.01

何処からとなく、甘い香りを漂わせていたキンモクセイ、散歩のときは、上を見上げ横を向き、何処に咲いているのか探すのも散歩の楽しみの一つでした。しかし、この2,3日の雨で、ほとんどが落ちてしまい、オレンジ色の花が無数に散らばっているのを見るのは残念です。

日経新聞の日曜版「阿辻哲次氏の遊 遊 漢字学」を読むのが楽しみです。
10月に、ペンギン 由来は「つまだつ」、の見出しで以下のようなことが書かれていました。
ペンギンは中国語では「企鵝」と書く。日本でも江戸末期から明治にかけて作られた動物図鑑では、ペンギンはこの「企鵝」という名前で登場する。
「企」は「くわだてる」という訓読みでよく知られているが、そのほかにも「つまだつ」(つま先で立つこと)という訓読みがある。
実はこの「つまだつ」が「企」本来の意味で、最古の漢字である「甲骨文字」では、「企」は、人がかかとを上げ、つま先で立って遠くを眺めている形に書かれている。
空を飛ぶことが出来ないペンギンは陸上で立ち止まる時には、二本の足で直立し、その姿はまるでつま先で立ったまま、遠くを眺めているように見える。

それで中国では、ペンギンのそんな様子を「企」という漢字で表現し、ペンギンを
「企鵝」と呼ぶようになった。
今の日本語でこの「企」という漢字が最もよく使われるのは「企画」という言葉だが、「企画」とは「つま先立って遠くを眺める」という意味の「企」と、田んぼに境界線を引くことから「整然と区切る」という意味を表す「画」をつないだ言葉です。

私の会社でも、昨年末より温めている企画があります。すでに今年の母の日ごろよりネットで素焼きの鉢に、上塗りをし、その上に似顔絵を描いた鉢に、花を入れた商品を売り出しています。
ホームページを新しくするにあたって、この商品を「つま先立って遠くを眺める商品であったなー」と思っていただけるように展開していきたいと思っておりますので、来年の動きを乞うご期待!!お楽しみにしてください。
宜しくお願い致します。

2019年10月28日  西井 忠義

2019.11.01 Fri
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