株式会社フロリスト花正

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2024年1月の言葉2023.12.31

明けましておめでとうございます。
今年の元旦は、最強開運日です。天赦日と一粒万倍日が重なるめでたい一年の始まりの年です。
天赦日は八百万の神が天に昇り、万物の罪を許す日、年に数回しかない大吉日。
一粒万倍日ー一粒の籾を蒔けば、万物の籾を持った稲穂になるという意味で、何かを始めるのに、良い日と言われています。
良い日が重なるめでたい一年の始まり、きっときっと良い年になります!

今年の出だしの話は、ほぼ毎週土曜日に芝谷中学校へ花のボランティアに行っているお話をしようと思っております。
早いもので行くようになって、15,6年になります。

このきっかけは、学校から町内に「学校で花壇を作りますがお手伝いして下さる方」募集のチラシが配られてきました。ちょうどロータリーに入れて頂いて15年ぐらい経った頃です。  以前と違い気持ちも前向きになってきたところでしたし、花と関係あることでお手伝い出来るならと、軽い気持ちで参加させて頂きました。
これがとても良かったので、15年経った今も続づいております。

まず最初に、生徒たちから教えられることが多いです。
2番目に、私を含め、現在花ボラの方は、7名おられます。この方たちが素晴らし方ばかりです。
 3番目に学校から特に校長先生から学ばせて頂くことも沢山あります。
私の学生時代にさぼっていたものを、今学んでいます。

今日は、生徒たちとのかかわりを話させて頂きます。

最初は、花壇の植え込みは、私達「花ボラ」の方達ばかりでやっていたのですが、10年ほど前から、春、秋の植え替えシーズンに授業に取り入れてもらっています。

1学年で6クラスあります。 1学級40名の生徒。6,7名が6班に分かれてする作業は、かわいい赤ちゃんの苗を3cmのポットに植え替える作業です。縦18cm横28cmぐらいの大きさの種まきのポットがあります。そこに250粒程のタネをまいて可愛い双葉が出てきた状態のものが、6種類、学校に来ます。合計1500ポットから2000ポットぐらいの苗の赤ちゃんです。

沢山ある赤ちゃんの苗の根っこの部分から割箸で下から突っついて出して、3cmのポットに8分目まで土を入れたところへ、赤ちゃんの苗をそのポットに「そっと」、入れます。言葉で言えばただこれだけの作業です。

しかし、リーダー核の生徒がいるところと前もってきっちりと段取りを説明出来ている班は、スムーズに作業が進みます。 遊んでいる子供、漠然と横でたたずむ子、友達の作業を邪魔する子、と10人十色です。 自分の子供のころを思い忍耐する事、生徒たちからは、たくさんの事を学ぶことが出来ます。

作業後作業していた所を清掃し、スコップ、軍手、ビニールの敷物をきれいに拭く事、雑巾をきれいにして乾す。事で一連の授業は、終わります。

学校によって、担当が若い先生の時には、軍手を洗わずに、処分しようとされることがあります。この時は、私の出番とばかりに次のような話をします。

日本の文化、江戸の文化ですが、夏に着る浴衣は、少し古くなると寝間着にし、その後は雑巾にして、柔らかくなると、下駄の鼻緒に使ってと言う風に最後まで使い切ります。

また、最近新聞に載っていた記事ですが、「再生燃料のみで大西洋横断飛行」

持続可能な再生燃料「SAF(サフ)」のみを燃料にして11月28日ロンドンのヒースロー空港を出発し、米東部ニューヨークのジョン・Fケネディ国際空港に到着した。今回使ったのはボーイング787で、最大300人程度まで搭乗できます。

今回の飛行に使用されたSAFとは、一般的に生ごみや破棄物などを原料にして作られる再生燃料を指します。原油由来のジェット燃料と比べて、製造過程や使用時に排出する温暖化ガスが少ない為、環境への悪影響を軽減出来るとされています。

また芝谷中学校では、毎年秋にクリーンキャンペーンを行っておりますが、これは学校の周りを掃除するだけでなく、掃除をして集めてきたケヤキの落ち葉で長年にわたって、腐葉土を作っています。これは、出来た腐葉土を花壇に使用する事の目的のほかに、今世界的にも、何処の企業でも、地球温暖化を少しでも阻止する取り組みに動いていることと同じ取り組みをしていることを知ってもらう為です。

少量ではありますが、芝谷中学校も取り組んでいることの目的は大きく少しでもたくさんお方に取り組んで頂くきっかけになればと思います。と説明しております。

そして日本文化であります「もったいない」を実行して頂けるとなお有難いです。

今年も宜しくお願い致します。 

2023年12月31日 西井 忠義 

 

 

2023.12.31 Sun
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