株式会社フロリスト花正

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2024年4月の言葉2024.04.01

今年のお彼岸はいつまでも寒く、「寒さ暑さも彼岸まで」のことわざと大分違うと思わせる、お彼岸で、27日ごろから急に暖かくなり始め桜もやっと、3月31日に蕾が早いとことで、一二輪咲き始めたかなと思われます。

先月に引き続き、漢字の事を書こうと思っております。
お彼岸が来たのでお墓の「墓」という字を調べてみました。
「莫」が「おおう」意味と「ボ」という読み方を示している。  「土」がついて、つちでおおった「はか」を表している字。
以前にも書きましたが「葬式」の「葬」。
音はソウ 訓は ほうむーる 「」を2つ重ねて「くさむら」を表す。「死」は「歹」がつへんは人の骨の形に基づいて作られ
「ヒ」は人をを表し、人の命がつきて骨になる事を表す字。 「じぬ」として使われる字。
下に「廾」という字を書き、草むらに死体ををほうむることを表す字。  

「葬」と「墓」の字から解るように、漢字が出来たとされている3,4千年昔から土葬であった事が、漢字からも考えられると思い興味深いことです。

  日経新聞 掲載 阿辻哲次氏の「遊 遊 漢 字 学」より

手をかざし つかみ取る「爪」について話をしたいと思います。

爪と瓜は良く似た漢字で、きっと書き間違える人が多いからなのだろう、中学校の時に国語の授業で「爪にツ爪(つめ)と瓜(うり)はよく似た形の漢字で、きっと書きまちがえる人が多いからなメなく、瓜にツメあり」という覚え方を教わった。

 どちらの漢字も象形文字で「瓜」は野菜ウリの実をかたどったもの、一方「爪」は人が手を上からかざして、なにかをつかみ取ろうとするさまをかたどった漢字で、そこから「ツメ」という意味を表し、さらに他の漢字の構成要素として、「つかみ取る」という意味を表す。

 「爪」がそんな「つかむ」という意味に使われている例には「争」と「為」がある。  ともに戦後は字形がかわったが、「爭」と「爲」という旧字体を見ればどちらにも上に≪爪≫があることがわかる。

 

「爭」は≪爪≫と≪尹≫(手で杖を握っている形)からなり、誰かが手に持っている杖を別の≪爪≫が奪い取ろうとする形を表す。杖を握っているのは長老や権力者で、その人の杖を奪い取ろうとすることから、「爭」に「あらそう」という意味が生まれた。

 もう一つの「爲」は、手で象の鼻をつかんでいる形を示し、本来は象を使役すること意味していた。

 そもそもゾウという動物を見たことがなければ、「象」という象形文字は作れない。

古代の黄河中流域には野生の象がいた。象は従順な動物で、家畜として飼いならすこともでき、重いものを持ちあげる、最高の「道具」だった。おそらく宮殿の建築などのために材木や石などの資材を運搬する時などには、象が使われたことだろう。

 そんな象の鼻を手でつかんでいるのが「爲」という漢字であり、こうして象を家畜として使役することから、この漢字が「仕事をする」という意味を表すようになった。

「爲」は象の鼻をつかんで仕事をすることからできた漢字である、と講義や講演で話すとそれなりに受けるのだが、そのネタを使う前に、聞き手が若い世代なら、「為」という字を昔は「爲」と書いた、と説明しなければ通じない。戦後の当用漢字も面倒なことをしてくれたものだ。

 

この様に、爭うという漢字の話をしただけで、最近はウクライナやパレスチナガザ地区、イエメン、シリヤなどの紛争を思い出し、気が滅入ります。

そこで気分転換に

 

2020年 JR 九州会長 唐池 恒二氏の「明日への話題」から JR九州会長  

「18歳と81歳の違い」の話をします。

道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳。 心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳。  恋に溺れるのが18歳 風呂でおぼれるのが81歳。 ドキドキが止まらないのが18歳、動悸が止まらないのが81歳。  恋で胸を詰まらせるのが18歳、

モチで喉を詰まらせるのが81歳。 自分探しをしているのが18歳、みんなが自分を探しているのが81歳。 東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、 東京オリンピック迄生きたいと思うのが81歳。 社会に旅立つのが18歳、あの世に旅立つのが81歳。 早く「20歳」なりたいと思うのが18歳、出来れば「20歳」に戻りたいと思うのが81歳。調べると、出展はお笑い長寿番組「笑点」の大喜利ネタらしい。   

2024年3月31日 西井 忠義

 

2024.04.01 Mon
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