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今年の梅雨は、後半になりあちらこちらで、集中豪雨に見舞われ、たくさんの方が亡くなられ心よりご冥福をお祈りいたします。
今月は,他の話をしようと思っていたのですが、「ジャパネットたかた」を立ち上げられた高田 明氏の講演要旨を載せさせていただこうと思います。
寿命のある間、「あれをやろう」「これをやろう」と前向きに考えて生きていくとしたら?人の未来には、そんな楽しいことがたくさんあるのだ、ということです。人間はポジティブに、前向きに考えていけば道は開ける、というのが僕の人生航路の指針です。今日、「これと、これと、あと、これをすれば」というように、日々目標をつくって一生懸命やって行けば明日は変わるのです。明日が変われば、一年後も変わる。10年後のことを考えてみてください。明日も変えずに、10年後は変えられない、と僕は思うのです。
私は長年、人にものを伝える仕事をしてきました。ラジオショッピング時代からテレビショッピングの時代に入っていきました。 テレビになっても、売れないものは何十回私が練習して話をしても、売れない。ラジオと比べて映像もあるのに、なぜ売れないのだろう? 考えて考えて、ようやく気付きました。
私が100回繰り返し言っても、その実態は、わたくしがこんなに言ったのだから相手に「伝わっただろう」と思っているに過ぎない。ここに誤解が生じているのだ、と。相手に伝わっていないから売れないのだと。「自分が伝えた」と「相手に伝わった」は全く別物です。そうした日常のやり取りの大局は、何か伝えたつもり、で終わっていることがすごく多いと思います。相手が理解したことと、自分が伝えたつもりのこととは、全く別物。
進学した大学で僕は、英語を一生懸命勉強をしました。もっとも、僕の英語はいわゆる典型的なジャパニーズ・イングリッシュで、謙遜ではなく下手でした。下手でも一生懸命勉強したことで、人生が変わってくるものだなあ、と振り返って今、感じます。人は努力すれば、必ず報われる、いつか必ず報われると僕は思っています。報われるのは2年後、3年後ではなくて、10年後、30年後かもしれません。報われた時は「頑張ったかいがあったな」と心から感じる。
時分の花と真の花。若さゆえの美しさと90歳の顔が美しければ、その美は「真の花」。一流になるのには、自分に足りないものは何か、と常に謙虚に学んでいく心をもたなければならない、と能という技の習得にとどまらず、人は常に学んでいかないと成長はしない。
「伝えるって難しいな」と考え込んでしまうかもしれません。
作家の故・井上ひさし先生がNHKの番組に出演された時です。「先生はどんな気持ちで小説を書かれていますか」と聞かれたときに、「難しいことを易しく書こうとしています。易しいことを深く書こうとしています。その深いことを面白く書こうとしています。面白いことを愉快に書こうとしています。愉快なことを、もっと愉快に書こうとしています」
次に伝えるとき、今度は言葉ですね。強く、はっきり高く言った方が良いです。朝礼でも声が低かったら伝わらないですよ。「伝えたい」という思いがあるのだったら、もっと高い声でいうことです。もう一つは繰り返すこと。伝わるまで何度でも伝えてください。
人生で最も大事なことは、プロセスです。人はその人生の過程をどれだけ一生懸命生きたか、ということが、その人が十全に生きたということだと思います。
フロリスト花正のホームページや売っている商品にお客様に解りやすく、例えば、日陰か、日当たりか、いつ咲くのか、いつまで咲くのか、寒さは?など。ポップの色も季節によって彩りを考えるとか。商品によって出来上がる工程を見せるとか、物語の読めるキャチフレーズをつける工夫をすれば、お客様に興味を持って楽しんでもらえるのではないかと考えるに至りましたが、では具体的にどうすれば、ということをこれから推し進めたいと考えていますので進捗状況は、ちょくちょくホームページをご覧になってご意見を賜りますれば、と思っております
2020年7月31日 西井 忠義